Wiz テックブログ

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バーチャルオフィスという働き方

はじめに

皆様こんにちは、フロントエンドエンジニアの松本です。

本日はWizクリエイティブチームの働き方についてご紹介したいと思います。

現在、Wizクリエイティブチームの全職種(ディレクター、デザイナー、フロントエンド、バックエンド、ライター)は会社に出社する必要がある場合を除き、基本的にフルリモートで勤務しております。

もちろん出社したい時は出社できるので、かなり柔軟な働き方で働かせて頂いております。

そんな中「バーチャルオフィス」を導入してみて感じたメリットやデメリットに関して共有したいと思います。 

バーチャルオフィスとは?

結論から言うと、ブラウザー上で動作するアバターやバーチャル空間を活用したワークスペースです。

リモートワークで失われたオフィス機能の代替を目的とした、1つの居場所を共有する体験を離れていても実現します。

 

バーチャルオフィスはoViceを導入しています。

oViceを導入する前はSpatialChatやRemoなどのトライアルを試験的に運用していました。

料金体系や機能的な部分を総合して、oViceに至ったと言う感じです。

基本的にバーチャルオフィス空間には、Wizのクリエイティブチームの全職種が滞在しています。

今回はoViceの機能的な部分の説明は割愛します。

イメージしやすいようにざっくり説明すると、以下の画像のようにアイコン同士の距離が近いとお互いの声が聞こえる仕組みになっています。

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バーチャルオフィスを導入した経緯

まず最初にフロントエンドチーム内で「気軽に雑談や相談ができるのっていいよね」ということで運用を開始しました。

バーチャルオフィス導入前のリモート環境では、Zoomを使っていました。

Zoomを使っていて課題と感じた部分は以下の3つです。

  • 気軽な相談ができない
  • 雑談の機会が極端に減った
  • 何か用がある時はSlackで連絡 ▶︎ Zoom立ち上げの手順が面倒

上記の理由から「実際のオフィスのように、すれ違って雑談や相談ができるような環境が理想的」ということがきっかけでスタートしました。

バーチャルオフィス活用術  

 弊社での活用例は以下の通りです。

  • 各職種の朝会
  • 1on1面談
  • ちょっとした打ち合わせや会
  • 社内LT会や勉強会、もくもく会など
  • 業務後の雑談など

バーチャルオフィスのメリットとして、実際のオフィスのような1on1ルームや会議室などの「個室」を設ける事ができます。

新たな取り組みとして、バーチャルオフィス上で4月新卒入社のインターン生の教育を行っています。

緊急事態宣言が出ている事もあり、リアル出社が難しい状況でも問題なく教育が行えています。

バーチャルオフィスを導入して良かったところ

良かったと思う主な理由は3つあります。

1. コミュニケーションのハードルが下がった

用がある時しか繋がないZoomに比べて、コミュニケーションのハードルが下がりました。

コミュニケーションがバーチャルオフィス上で完結します。

実際のオフィスのように「近づいて話す」だけで、シームレスにコミュニケーションが取れる環境が非常に気に入ってます。

また、クリエティブチームは東京と福岡が主な拠点なので、プロジェクト内でデザイナーが福岡、エンジニアは東京といった事がよくあります。

バーチャルオフィス導入後は、拠点関係なく全員バーチャルオフィスに滞在しているので、他職種とのコミュニケーションのハードルも下がったと思います。

 

2. コミュニーケーションが増えた

これはコミュニケーションのハードルが下がった事で、単純にコミュニケーションをする機会が増えました。技術的な相談や雑談の機会が増えた事で、リモート環境でも孤独を感じず、リアルなオフィスのように働く事が可能となりました。

 

3. 勉強会などのイベントが活発になった

バーチャルオフィスでライトに集まれるということで、社内での勉強会も活発になりました。

LT会、もくもく会、技術書の輪読会など、社内イベントが活発になったと思います。

バーチャルオフィスの課題

良かったところはあるものの、課題と感じる部分もあります。

  1. 基本アイコンなので顔を見る機会が減る

カメラをオンにする事で顔を見ながら会話する事が可能ではあるものの、アイコンで近づくだけで会話が可能な"シームレスの快適さ"から、音声だけで会話をやり取りする事が多いです。顔を見ながら話した方が良さそうな1on1では、会議室に入ってカメラをオンにしています。

 

  1. 心理的安全性が確保されているのが条件

既存の社員で、お互いの顔と人となりを把握している人同士は良いものの、新入社員の方で、既存社員の顔やキャラクターが分からない状況では、コミュニケーションのハードルが高いと感じました。このような問題を解決すべく、新入社員の方が入社されたタイミングで、一度はカメラをオンにして自己紹介を行う施策を全職種間で行っています。今後も心理的安全性を確保できるような施策を考えていく事は課題だと感じました。

まとめ

バーチャルオフィスを導入する事で、リモートワークで起こりがちなコミュニケーションロスや孤独感などをあまり感じなくなりました。

しかし、新入社員の方など、バーチャルオフィスに慣れていない方へのケアは継続して行っていく必要があると感じています。

また、バーチャル空間の市場がまだまだこれからなので、新機能の追加やUXの向上なども楽しみであります。

最後まで見て頂きありがとうございました。

 

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